4/30:あの頃の1日今欲しい
「4畳半神話体系」の2話目は面白かったな。大学時代は毎日GWみたいな感じだったなあ。将来を意識しなかったら、どれだけでも休める。
今はもう休んでいいと言われても休めない状態になってしまったねえ。もう強迫観念がすごいよん。
という訳で今日も仕事中です。
「4畳半神話体系」の2話目は面白かったな。大学時代は毎日GWみたいな感じだったなあ。将来を意識しなかったら、どれだけでも休める。
今はもう休んでいいと言われても休めない状態になってしまったねえ。もう強迫観念がすごいよん。
という訳で今日も仕事中です。
ゴールデンウィークが始まったようですね。そんな日に、今日から作画作業inでスタッフ作業の私です。GWも多分全日休みはないと思われます。
でも、やっぱり心のどこかでゆるんでいるようで・・・作業にちっとも身が入りません。
読者の方から頂いた神戸の菓子sパトリーのあの有名なミルキッシュジャムをトーストに付けていつまでも食べている。菓子sパトリーって移転したんだね。
ついでにファンレターも一気読み。ファンレターを読むと嬉しいけど、苦しくもある。人から注目されるなんてことなかったからね。誰かが読んでいるから頑張れることもあれば、誰も読んでないだろうと思うから描けることもあるし。ツイッターもフォローが増えていくのは嬉しいけど、発言をすると沢山の人のTLに潜入するかと思うと怖い。だから、「もう一つのアカウント」が出現した。常にバランスを取らないとこけちゃうからね。
久し振りにイデミスギノのケーキを食べた。妹からの差し入れ。
タルトレット・オ・キャラメル。相変わらずうめぇのう!恐ろしいことにイデミ、今年に入ってから一度もお店に行ってない・・・。次はいつ行けることやら。
本日、ウェブサンデーのデザインも一新されたサンデーの発売日です。檜・・・えーと何話目だっけ・・・とにかく、どうぞよろしくお願いします。
通常進行のなかに単行本作業→カラー→ノベル→1ヶ月前倒しの単行本作業→カラーと絶えず連続コンボが入ってきて、つねにダウンかよろけ状態。そこから更にアニメの会議に設定確認。これから忙しくなるとは聞いていて、覚悟はしていたものの・・・これはかなりキツい。しかも、これがまだ序の口なんだろうな。この体験を切り抜けたら、念力でも使えるようになってないだろうか。
今回の神のみは第95話。タイトルが連絡ミスで、この今回のタイトルは次の話のタイトルが付いているんですね・・・。今回は神のみでも露出度が高い話なのに、次がNAKEDって次はどんだけなんだよって。
今回はようやく桂馬が檜に一矢報いました。うーん、檜と言うのは、自分のキャラなのに言うのもなんですが、結構とらえどころのない人間で、切り込み方が難しいです。桂馬は何とかしてくれたみたいですが・・・。すっぴんの檜はこれから桂馬に何を語ってくれるのでしょうね。
今週のココマ
これも連絡ミス。一度原稿提出した後、檜のセリフを手書きで描き直して差し替えたんだけど、本誌では差し替え前のものが使われていました。こっちが正しいコマ。
今日はカラーを描いています。
そう言えば、ツイッターで僕が話した内容の「ガイドライン」について、ここで書いておこうかな。
よくマンガは、絵とかストーリーとかで評価されてるんだけど、僕的にはそういう端的なスペックでの評価では漫画家の全体像が見えないような気がして。絵が巧くなった=いい漫画家になったとは限らない。強化はされるかも知れないけど。むしろ前にブログでも言ったけど、技術が上がっていくと、新人は必ず一度劣化するしね。むしろ「こうしなくてはいけない」という形式に作家をはめてしまうような気がする。
時間がないので、詳しくは説明しないけど。
僕が自分の体験から得た新人が連載を獲れるまでの必要条件とは。
1・強力に描きたいもの(価値観)を持っている
↓
2・それが、マンガ上に十分に表現できている
↓
3・それが読者が楽しめるものになっている
↓
4・1-3の要件が、コンパクトなエピソードやページ数で表現できる。
↓
5・4の要件を何度も繰り返し出せる世界観やストーリーラインがある。
こういう感じ。1が一番大事で、ここは人によって作り出せるものじゃなく、また変にいらっちゃいけない部分。2は「テンポ」とか「語り口」みたいな技術的な部分だけど、1と密接にリンクしていて、ここもなかなか教えられるものじゃなく作家性のコアな部分。ちなみに新人の漫画賞は1か2をある程度満たしていれば何かしらの賞はとれる。1>2なら佳作タイプ。1<2なら入選タイプ。しかし、どっちか言うと1の方が上にすんなり行ける可能性があって、語り口でマンガを描くタイプは編集の直しが受け入れられず、低迷するルートもままある(僕がそうでした。僕はほぼ2だけで賞を獲ったので何を描けばいいかわからず、漠然とした「いいマンガ」みたいなものと戦う羽目になりました)。
この1・2がどこにあるのか、作家が知らなかったら探すのが編集者の仕事かも知れない。これは技術論ではなく、その作家の人生がどうであるかという話。
3以降が主に編集者の出番。作家性のなかから受ける部分を集中させる(受けない部分を切り捨てるという訳じゃなく1と2を持ってるその作家という人間全体をどういう風に魅力的に紹介するか・・・ということ)。僕の感覚では、1と2が揃ったら、クラブサンデーやサンデー超でまず連載。そのなかで3を磨いていって、5を見据えた4の状態を作って本誌読み切り。それで5を加えて本誌連載というのが机上の空論ルート。本当はこの後「ヒットする条件」みたいなところまで行きたいけど、これは自分の体験がないのでわからない。
新人は最初から自分が1-5まで全部持っていると思っているもので、それをより分け、通用する部分をしない部分を評価しながら、落ち込んだり復活したりを繰り返して、もう一度作家が全てを理解した状態で5に至る流れをどれだけ短時間で作れるか・・・。
なんでこんな話になったかは、ツイッターを見ていただきたい。
引き続き作業中。
みんなでご飯を食べながら、サンデー超を読んで会議。とにかく新人の皆さんはサンデー超とクラブサンデーが大好き!「あれ読みました!?」「読んだ読んだ!」もう連載から読み切りから、全部読んで、愛憎相半ばな意見が飛び交います。
サンデー超とクラサンは今月から共に色の名前の新連載が始まったんですね。「紅蓮のタクティクス」と「青血のハグルマ」。こんな組み合わせやすそうな2連載だけど、全然告知されてないね。「ハグルマ」の方は原稿の途中でモノクロ原稿の上にブルーの血が乗るパートカラーの演出があって驚き。そうか、クラブサンデーだとこういうことができるのか。うーん、なるほど。しかも、5月からは声が出るという演出付きの連載が始まるようです。しかも描き手が古いお知り合いの吉祥寺笑さんだって!攻めるなあ。
今日はハクアの誕生日でした!メッセージくださった方ありがとうございます。何となく、誕生日のキャラを丁度原稿で描いてます、みたいなことが結構ある気がするんですが、上のコマは今描いているハクアのコマでした。まもなく再登場・・・。
今日もスタッフ仕事中・・・次の単行本のカラーもやるぞえ。
BGM。
連載をやっていてよかったなあ、と思うことの代表的な2つは、ケーキを迷わず買えることと、「買うの微妙だな〜」と思っていたアルバムを買えること。キングクリムゾンのアースバウンドは一生買うことないだろうと思っていたけど、買えた。よかった。
昔からセコいヤツで、中学校1年の時の誕生日プレゼント「レコード欲しい」って親からレコード一枚分のお金貰って、そのままレンタルレコード行って10枚レコード借りて聴くみたいな人間だった。そのレンタルレコードで借りた中で一番好きだったのがティアーズ・フォー・フィアーズの「シャウト」だったんだけど、このアルバムのデラックス・エディションが2月に出た。これはまだ買えずにずっとamazonのリストに入ったまま・・・。全然迷わず買えてない。
今日からスタッフ作業。今日から再来週の月曜ぐらいまでちょっとしんどい予定。
ノベルの色校。これは帯。色校は何を見ても楽しい。うちじゃ、いい紙で印刷できないから。そういえば、もう単行本の販促ポスターって作ってないのかなぁ・・・。単行本が出るたびに部屋に貼るのが楽しみだったのに。
そういえば、連載とか始める前は、カラーの原稿を描いたら「CMYKで出さないといけないよんだよな」とか思ってたけど、RGBで普通に提出できて、印刷もモニタと大体同じに出る。だから、未だにCMYKというものが何かわからないのだ・・・シアン・・・マゼン何とか・・・あと何だっけ。